35歳を超えた女子でも、結婚できるのか

35歳を超えてしまった私が結婚できるまで

実物大の俺っち

どんな服装ですか?

 

の質問を俺っちにしたわたし。

内心はさっきのジャケットをきた

おっさんなんじゃないかとドキドキです。

 

こういう不安、Kさんに初めて会うときも

あったなーと思い出していました。

あの時は完全に予想を覆されて

イケメンが現れたからびびったっけ…

 

こんなこともあるんだなぁって。

でも俺っちは。。。

 

LINEが鳴って俺っちからの回答。

 

花柄のシャツにジーンズです。

 

え、えーと。その花柄のシャツって

5年前のフェイスブックに載せていた

写真でも着ていたあのシャツのこと

かな…。

そんな新たな不安も感じつつ

とりあえずさっきのおっさんでは

なさそうと安心したわたしは

ほとんど手をつけていないコーヒーを

残したまま、俺っちの待つカフェへ

いざ向かったのでした。

 

 

このカフェはちょっと特殊で

予習しておいたのですが

まずは入ったら勝手に席を決めます。

決めたら備え付けの札をテーブルの

穴に立てます。

(これによって席の確保)

あとは好きなタイミングでオーダーを

カウンターまで自分から言いに行くか

ショーケースに入った惣菜を取り分けて

貰うというスタイルのお店なのです。

わたしも一度も入ったことがなく、

前日予習しておきました。

 

とりあえず中に入って広めの店内で

俺っちを探すわたし。

 

どこどこら辺の席だよ〜などとは

言わないところが気の利かない俺っち

らしいです。

 

あれ?いない??などと不穏にも

思いましたが、ひっそりと

他の二人連れのお客たちに挟まれて

狭いシングル席でもっさり座っている

俺っちを、発見。

てゆうか絶対あれ。あのシャツ、姿、

まさしく俺っち。

 

こんにちはーと声をかけながら

近づいたはいいのですが、

せっまい席に通されていて

しかも対面の席にはあり得ないくらい

大きなリュックが置かれていました。

 

あ、どうも〜。

と俺っちもわたしに気づき返事します。

正直、周りの人もびっくりしたと

思います。

だって俺っち、、、本当にむさ苦しい

格好とバッグでもっさり座っていたん

です。

正直後から連れが現れるなんて

思っても貰えなかったし言いもしなかった

のでしょう。

それでこの席。

本当にそれくらい小さいテーブルで、

わたしにはその後水も来ることは

ありませんでした。

(それは店としてもどうかと思う)

 

俺っちは、まあ以前見た

ブラザートムさんの写真よりは

まともに見えました。

本当にほんの少しだけ、痩せたのかな?

と思ったし(でも太ってた)

服装は以前フェイスブックで見た

5年前に着ていた花柄のシャツで

正直、なんと言い表していいか。

ロカビリー?エルビス プレスリー

みたいに襟を立てて超絶ダサダサな

服装だったのは言うまでもありません。

 

とりあえず、このどデカイリュックを

降ろしてくれない限り一生座ることの

できないわたし。

 

何が入ってるんですか?

なぜ?

今日仕事があるんですか?

という質問に、いつもこれくらい

物を持ってないと不安で耐えられない

という俺っち。

パソコンとか書籍まで入ってたんだと

思います。使わないのに。

極め付けは嬉しそうに見せてくれた

大量の処方された薬の山。

 

のっけから憂鬱になりました。