35歳を超えた女子でも、結婚できるのか

35歳を超えてしまった私が結婚できるまで

ようやく帰れることに

携帯の番号教えて?

 

その言葉に私は固まってしまいました。

 

お…教えたくない。。

 

正直その気持ちで一杯です。

でも実はその日の最初、まだ店で

会って10分もたたない時頃に

俺っちから電話番号教えてくれる?

と言われていたのです。

 

その時はいきなりすぎでしょ!と

言って、じゃあ帰りにねと誤魔化して

いたのですが。

くそ、、こいつ金のことは忘れている

癖にちゃっかり電話番号のことは

覚えてやがる。

そう思いましたが、もう面倒臭くなって

もういいや、番号くらい。

あとで着信拒否すればいいし。

と思って、適当なフロアで降りると

じゃあ教えるからかけてみて

と言いました。

私から登録する気は一切ゼロです。

 

そうそう話は遡りますが、結局

俺っちは私の職業を本当に覚えて

なくこの日も聞いてきました。

 

それと凄かったのは、何かの会話を

していた際にたわいも無い質問を

されたんですけど、

答えたその数分後にもう一度同じ

質問をされたことです。

本当に病気で、忘れてしまうんだな

と思いました。

これでは例え良い人だったとしても

無理だったでしょう。

私には病気の方を支えてあげるほどの

器量もありませんし、

それほど好きな相手でもありません。

 

 

まあそんな感じで無事に?番号も

交換し、いよいよ駅へ。

とりあえず私の乗る電車も知られたく

ないし、見送られたくないので

手前まで送るよ!と言ってついて

行きました。

私、嫌な人と会った時はいつも

こんな感じで私が送るか遠くで

別れます。

本当に見送られたくないので。

 

俺っちは意外と素直に帰って行きました。

じゃあまた!と言って。

 

本当は鬱病で無理して電車に乗って

きたのも分かります。

普段の生活では滅多に電車に乗らない

そう。

人混みがダメなんです。

だから帰りのその路線は強烈に

混んでいる筈なので大丈夫かな?とも

少し思いましたが

それより何より腹立つ感情の気持ちの

方が大きかったのでやめました。

 

というかその日はどうしても腹の虫が

収まらず。

私、ケチですけど普段友達へのプレゼント

とか惜しまないんですよ。

サプライズであげたりもするし。

喜ばれるのが大好きなので、Kさんの時も

クッキー作ったりしましたし、

奢りも自分の大切な人のためなら

厭わないんです。

 

たかが4500円です。

しかし俺っちなんかの為に4500円

も払ったという事実は私の怒りを

抑えられませんでした。

 

そうそう私、書いてませんでしたけど

これでも、こちらにワザワザ来てくれる

俺っちへの感謝の印にちょっとした

お菓子を用意してたんです。

待ち合わせ前に購入して。

たかだか500円くらいのクッキー

詰め合わせですが、せめてもの

私なりの気持ちだったんですよね。

 

それ、もし嫌だったら渡さないで

自分で食べようと考えてたんですけど、

あろうことかお会計前の

じゃあ出ましょうかっていうタイミング

で渡してしまってたんです。

まさかお会計払ってもらえないとは

思わなくて。。。

 

だからグチグチとケチな話をする

ようですけど、結果5000円くらい

出費してたんですよね。。その日

俺っちの為に私は。

 

なんなんだかなぁ、と思ったら

やり切れなくてそしてこのまま

悔しい気持ちで家路へ着く気にもなれ

なくて。

そのままお買い物して何万も散財して

しまいました。

確実にストレスです。

 

そして、俺っちからはその夜なかなか

連絡もなく

(お礼の連絡くるかと思った)

 

結局夜中になって、 俺っちからは

連絡がきたのです。

腰をちょんちょん

腹の虫が収まらず、そのまま放置して

帰ることも出来たのですが

その時の私の思いは1つ、鬱病の人

だから無下には出来ないという気持ち

でした。

 

とは言え、そのお会計の一件が起こる

までは私もまだ優しく笑顔でふるまって

いたのですが、本当に本当に腹が

立ってしまっていて心の中は怒りで

いっぱいです。

 

心の狭い奴だと思う人もいますかね?

でも考えてもみてください。

 

私は別に会いたくなかった上に

無理矢理会う約束を取り付けて

私のホームグラウンドまできたのは

向こう。(一時間半かかったと言ってました)

 

お店も全く決まらなく私が決めたのに

勝手に先について時間より早いのに

お店に入ったのも、私が到着するまでの

10分間で既にお酒を飲んでいたのも

びっくりなのに、

次は横浜に来てよねと言ってくる

神経やシェアしたいと言い張って

(ちなみに1度目私はお腹空いてない

とやんわり断ったのに勝手にシェア

用にしてくれと頼まれてしまった)

ハンバーガーを頼んだくせに残す

所も食べ方が汚いところも

挙句、飲み食い散々したぶんを

払わないところも全く私には

理解できなかったです。

 

というか全ては金、お金のせいだと

思います。

好きな男に貢いだならいざ知らず、

なぜ私がこの男に奢ってやらねば

ならないのだと怒り心頭だったのです。

 

Kさんと初対面の時も、車に財布

忘れたから取ってくるまで待ってて

と言われて払ってしまったことは

ありました。

あれは私の善意でしたし、Kさんの

ことは気に入ってましたから

良かったんです。

ちゃんとお礼も言われましたし、次の

デートで奢り返してくれました。

 

けど、この俺っちという男はあろう

ことか、御馳走様の一言のお礼すら

言わなかったんです。

結果、有耶無耶なままに…。

 

もう一刻も早くお別れしたい私は

急いで充電器を買おうと、俺っち

のことを促すと

(これがまた歩くのが遅い)

家電屋さんのエスカレーターに

先に乗りました。

俺っちが必然的に私の後ろに立つ形で。

 

その時、世にもおぞましいことが…

 

俺っちが後ろから私の腰を触って

きたのです!!

これには私は青ざめてしまって

こ、これでは本当にキャバクラだ…

いや、お金貰ってなくてむしろ払ってる

から慈善事業にも程がある!!

と心の中で叫びたかったのですが、

まだ自制が働いていた私は、冷静な

態度で

 

パシっ!

 

と言って手を振り払いました。

その途端、俺っちもパシっ!と言って

また触ってきて…

 

 

 

…もう、絞め殺してやりたかったです。

当然次の階のエスカレーターからは

私が後ろに立ちました。

気持ち悪いを通り越しておぞましい。

 

そしてなんとかゲームのある階へ。

さっさと充電器探して買って帰れよ

と思いましたが純正品がどこにも

なくてウロウロする始末。

 

ああ、もうこんなところ会社の人たち

に見られたら切腹する…と

思っていたのですが、

 

こんな時はお店の人に聞いてきますよ〜

と、例ののんびりした口調で俺っちが

言い、デッカいバッグを引きずって

お店の人がいるカウンターへと向かったので

私はかなり離れた所から遠巻きに見て

いることにしました。

 

いや、連れだと言うことを知られたく

ない。。

そう思ってウロウロしたのですが

一向に戻ってこない。

 

チラッと目をやると、ああまたもや

床にバッグを置いて永遠とゴソゴソ

やってました。

あの遅い動作で。。

 

一生出てこないんじゃないかと思われた

財布を出してカードで充電器を購入

していたので、崩して私にお金を返す

つもりは全くないんだなと思うと

さらに腹わたが煮えくり返る思いに

なりました。

 

飲み食い代は払わない癖に、充電器は

買うのかよ…と。

 

そうこうしてるうちに、戻ってきたので

さっさと切り上げようと

私もエスカレーターを促し店を後に

することに。

そのもどる道中、俺っちに

 

そうだ!携帯の番号交換しよう!

と提案されました。

 

 

じゃあ帰りましょう

たった3杯くらいしかビールを飲んで

いなかっだはずなのに、明らかに

酔っ払ってる俺っち。

言動も微妙です。

 

4時にあってまだ6時にもなってなかった

のですがそろそろ切り上げても

いいよな…と思っていました。

 

何より俺っちが私と付き合っている

かのような体で話を進めていくのも

気になって仕方ありません。

 

ちょっと、お手洗い行ってきますと

言って席を立ちしばらくトイレで

気合を入れてから席へ戻ると

 

ね…寝てる

 

俺っち寝てました。

顔を手で覆って寝てます。

 

眠いですか?

と声をかけると

 

うん、ちょっとね。酔っ払っちゃった

と、恥ずかしそうに言う俺っち。

 

これはいいタイミングと思い

じゃあ帰りましょう!

と言うと

 

ええっ!と言われ、まだ早いよー

と駄々を捏ねられました。

うわっ…メンドくさいな、、と

思ったのですが、

 

でも眠そうだし、また次会った時

ゆっくりすればいいですよ!

と、心にもないことを言って説得

すると

…そうだねと納得してくれました。

帰りに電気屋で3DSの充電器を

買いたいと言っていたので

それだけ付き合う約束をして

とりあえずお店を出ることに。

 

と言っても、行動もノロノロ

荷物もバカでかい俺っちは

席から立って、お会計カウンターへ

行くのも一苦労なんです。

 

仕方なくサッと私が伝票を持ち

先を歩いてお会計へ。

 

当然割り勘しか出す気はありません。

お会計は4500円でした。

実質私が頼んだのはコーヒーのみ。

どんなに高いコーヒーでも千円くらい

でしょう。

正直残り全部出して欲しかったけど

そこは我慢して2000円をお皿に

置きました。

さすがに少しは多く出してくれる

でしょう、思って残りの2500円を出して

くれることを期待して待ったのですが。

 

俺っち、私の後ろでデカいカバンを

床に置いてずっとゴソゴソしてるんです。

もうその動作が鈍くて鈍くて

永遠に出てこないのではないか…って

くらい遅くて

 

お皿に2000円置いて待つ私はやきもき

してたんですけど、

何より辛いのがお店の店員の女性の

冷ややかな目線で。

 

一体私たち、どういう関係に思われ

ているんだろう…

 

いたたまれなくなった私は自分の

財布から5000円を出して結局

置いてしまったんです。

勿論後でくれるだろうと思ったし

徴収するつもりでした。

 

呆れ顔のお姉さんがわたしに同情的な

眼差しで500円のお釣りをくれると

私は内心腹わたが煮えくりかえる

くらい怒っていたのですが、とりあえず

さっさと店を出ようとしました。

 

すると、お会計を済ませた私に

あれ…とまたノロノロとしながら

俺っちが声をかけ

 

あ…じゃあ、これ…

と一万円札を手渡してきたんです。

 

あろうことか、今の女性店員さんの

目の前で。

 

そんな、一万円札なんて受け取れる

訳ないし渡すにしても今渡す??

と思った私は受け取ることもできず

とりあえず出ましょうと言いました。

 

そして出ると一万円札はしまわれて

いました。

とりあえず細かいのがなかったのかも

しれないし充電器を買ったお金で

細かいお金を払ってくれるのかもしれないと

一応思ったので急いで急かす

ように隣にあった電気屋へと入ることに。

 

もう本当にさっさと別れたかったし

万が一会社の人に一緒にいるところを

見られても絶対に嫌だったので

早く済ませよう、それしか思って

ませんでした。

 

 

このお会計の一件ですっかり怒っていた

私は腹の虫が収まらず

一刻も早く別れて帰りたいと思って

ましたし、なんで私が食べてない

お前のぶんも払ってるんだ

ふざけんなよと言う思いで口を聞くのも

嫌になっていたのです。

俺っちにすこぶる不快感を感じ

始めていた私なのですが

 

食べ方が汚い点もイライラしました。

あんなに食べたがって無理矢理シェア

したハンバーガー。

 

正直カフェのハンバーガーって、

おしゃれだけどアメリカ式で

とても食べにくかったりします。

はみ出るパテに野菜がボロボロ

溢れて汁も滴る始末。

 

だから私は面接の際や最初のデートの

ときは極力食べやすいものを選びます。

 

ハンバーガーを選ぶなんてよっぽど

自身があるんだなぁーなんて

考えてたんですけど。

 

実際はもう、ボロボロ落とすわ

汁も零すは、お皿はめちゃくちゃ。

き、汚い…。

結構うんざりでした。

 

その直前まで私がお箸の持ち方や

魚の食べ方の話をした際は

綺麗に出来る!と豪語していたにも

関わらず。

後々判明することなのですが、

この俺っち。

自分にかなり自身があるらしく

何事にも前向き。

自分を最大限にイケてる人種と

思ってることが分かったのです。

 

 

そうして俺っちの頼んだお酒3杯、

生ハム、無理矢理シェアさせた

ハンバーガーと

私が唯一頼んだコーヒーと

お会計は迫ってくるわけですが。

 

正直これ、私半分でも出す価値ある??

と思いました。

普段割り勘でいいと豪語している

私ですが、これで割り勘は割に合わなく

ない?

話し合わせて楽しませてあげてるし、

私は全然頼んでないし。

 

奢れとは言わないけど、コーヒー代

だけでいいかな…と内心考えて

いたのですが。

 

そのあとも不運は続くのです。

俺っち最終章に入る前に

 

面接した日に色々気になったこと、

嫌だったこと、書いてなかったことも

あるので思い出し書きしておきたいと

思います。

 

 

俺っちに大量の薬を見せられた際、

絶対に鬱病だと確信はしておりましたが

一応気を使いながら聞いてみました。

 

(この時点で私は既に面接、デート

と言うより完全に母親目線で

子供をあやしている気分でした)

 

その…、聞いてもいいですか?

薬で副作用があるって言ってたけど、

命に関わる病気だったりしますか?

 

ああ、えっとね、これはね昔◯◯って

いう会社でクリエイターをやっていた

際に(大手)

仕事が激務過ぎて心を病んでしまった

んだよね…。簡単にいうと鬱だね。

 

やっぱり。私の予想は当たって

ました。

この時点で薄々感じてたことなん

ですけど、俺っちは私が想像してた

よりのんびりした話し方をする人

だったのですよ。

良く言えば穏やか、悪く言えば

のろい喋り方とレスポンスを

する方だったんですね。

最初は写真の見た目とその経歴から

失礼ながらオタクの方独特の話し方の

あの、捲したてるような早口とか

笑い方とかそういう話し方をする人を

予想していたんです。

でも俺っちは予想に反して、どこ

までも穏やかでゆっくり、

私の問いかけにもとてもゆっくり

返答し、うふふって笑う

人でした。

語尾もいつも〜がついて、伸ばす感じ。

 

ねぇ〜。とか◯◯しようよ〜とか。

そんな感じです。

このことについて、私は散々

思ったよりのんびり話すんだね

とか、怒ったりはしないの??

って突っ込んで聞いていたんです

けど、彼は思考がついていかないのか

酔っ払ってるからか、そうだね〜と

返していました。

 

良く考えると、多分薬のせいで

朦朧としてたんですよね。

そこへお酒も入ってたから。

普段も睡眠導入剤がないと眠れない

って話してたし。

 

俺っちの発言であと嫌だなと感じた

のは、元妻の話をしていた時。

元妻とは意外にも社内恋愛で、

10年くらい付き合った末の結婚

だったそうです。

確かフェイスブックでは2015年に

入籍してたから2年くらい?

しかも今年の6月くらいまで入籍

してたそうです。

それでオミアイには嘘ついて未婚の

ままにしてるんですから、中々

悪どい。

 

私が10年?へー!長いですねー!

(意外だな…)

って言ったところ

◯◯ちゃんもでも、長かったんだよね?

(私のこと)

と言われ、以前私が6年付き合った彼氏の

ことを覚えていたらしく

 

でもさ、あんまり長いとさ、

男と女ってゆうより。家族みたい

だよね〜

と言う発言までは、全然納得できる

発言だったんです。

しかしそのあと、

 

それでエッチとかしちゃったら

近親相姦になっちゃうもんね〜

 

とのんびりした口調で言われ、

一気にキモい!!!となりました。

 

 

 

気になったこと

なにか頼みました?と、とりあえず

荷物をどけてもらい、向かいに

座ったわたしはメニューを見ながら

俺っちに話しかけました。

 

テーブルにはまだ何もなく、ここの

システムも分からないだろうなと

思っていたら意外な答えが。

 

ビールを頼みました

 

え?び、ビール??

もう頼んだの?しかも、聞いたら二杯目

だとか。わたしに会う前に既に一杯

飲み終わっていたんです。

 

ていうか待ち合わせ時間を四時で

勝手に入っててまだ四時にもなって

なかったんですよ。

そしてお茶しようって言ったのに

お酒飲みます?

てゆうか鬱の人、ビール飲みます?

 

生ハムも頼んでて程なく黒ビールが。

わたしは飲む気になれずコーヒーを

頼みました。

 

というかさっきから俺っち、お酒の

せいか口臭が…

いや、お酒くさいっていうか、これ。

もともと口臭がある人でアルコール

入ってさらに臭いというか。。

うん。

わたしの1番嫌いな口臭です。

しかもそこまで近づいてないのに

感じる口臭とはいかに。

そして極め付け、会って最初に

笑った瞬間に心臓止まるかと思った

んですけど。

前歯が一本、、、ない。。。

 

うわー。ダメだー。嘘でしょー。

婚活やるなら歯を直せよ。

まじで私のダメな奴だ。

もう笑えて来ます。ここまでくると。

俺っち、期待裏切らないキモさすぎでしょう。

 

私、自分の歯も綺麗じゃないんです

けど、前歯がない人はその人の審美に

対する思いとしてダメなんです。

そこ優先事項じゃないというか。

 

事故で歯を折った人ならすぐ直すと

思うんですよ。

前歯ない人って大概怠慢というか

ダラシないというか。

歯医者面倒い、怖い、金かかるって

いう理由で直さない人が大半だし。

何より、前歯が虫歯で無いってことは

歯磨きに熱心じゃなく、だらしなかった

証拠なんです。

 

前歯無くすってよっぽどのだらし無さ

ですよ。

それでも百歩譲って直してればまだ

良いです。

保険内の安い治療でも仕方ない。

おーけー。

おまえ、そこまで金ない訳ないだろ。

単に嫌なだけだろ。

 

でもな、そんなんで婚活しようなんて

可愛い子見つけたいなんて

ぜってぇ無理だかんな!

 

とまでは、さすがに初対面では思って

ませんでしたが、でも後々は思い

ましたしハッキリ言いました

(その話は後日)

 

それから、食べ方が汚い。これ悲しい。

くちゃくちゃしてる。

悲しい。

 

頼んだくせに全部食べない。むかつく。

笑い方がキモい。

 

酷いようですが、こちらも酷いこと

づくめです。

 

私としてはもう食べる気になれず

コーヒー以外何1つ頼みたくなかった

のですが、手持ち無沙汰でメニューを

見ていると、俺っちがハンバーガーが

美味しそう!食べたい!と

言い出し、

 

ねぇ、シェアしようよ〜

 

と言い出したのです。

この時点で俺っちは私の内情なんて

全く知りません。

ボランティア精神だった私はキャバクラ

宜しく話しかけ続けてあげましたし

実際感じも良かったと思います。

 

表面には出さないのが私なので。

なのでもう恋人気分。

次は温泉行こうとか、夜景の綺麗な

ラウンジのホテルに連れて行きたいとか

言いたい放題。

 

しまいには、今回は僕がここまで

来たんだから次回は横浜に来てよねと

決めつけて来ました。

 

次回…?

 

と思いつつも、勝手におまえがこっちに

来たんだろうがいとは言いません。

 

曖昧に笑っておきます。

ハンバーガーも絶対にシェアしたくなく

濁して無視していたのですが

 

突然店員さんを呼び止めてしまう俺っち。

 

すいませ〜ん。この、ハンバーガ

2つに切ってもらえます〜?

 

と勝手に注文しちゃいます。

うぎゃーー。シェアすると思われたくない。

しかし健闘むなしくハンバーガーは

頼まれてしまいました。

 

生ハムすらまともに、食いきれてない

癖にハンバーガーなんて食えんのかよ

と思いましたが仕方ないです。

 

悲しくも2つシェア用に切られた

ハンバーガーが届きました。

きっと普段なら美味しいハンバーガ

なのでしょう。

味なんて全くしませんでしたけど

残すことが嫌な私は自分のぶんは

キッチリ食べました。

 

それもこれも、恐らくここのお会計は

俺っちがしてくれるだろうから。

まあいいやと思っていたんです。

 

その時は、ね。

 

 

 

実物大の俺っち

どんな服装ですか?

 

の質問を俺っちにしたわたし。

内心はさっきのジャケットをきた

おっさんなんじゃないかとドキドキです。

 

こういう不安、Kさんに初めて会うときも

あったなーと思い出していました。

あの時は完全に予想を覆されて

イケメンが現れたからびびったっけ…

 

こんなこともあるんだなぁって。

でも俺っちは。。。

 

LINEが鳴って俺っちからの回答。

 

花柄のシャツにジーンズです。

 

え、えーと。その花柄のシャツって

5年前のフェイスブックに載せていた

写真でも着ていたあのシャツのこと

かな…。

そんな新たな不安も感じつつ

とりあえずさっきのおっさんでは

なさそうと安心したわたしは

ほとんど手をつけていないコーヒーを

残したまま、俺っちの待つカフェへ

いざ向かったのでした。

 

 

このカフェはちょっと特殊で

予習しておいたのですが

まずは入ったら勝手に席を決めます。

決めたら備え付けの札をテーブルの

穴に立てます。

(これによって席の確保)

あとは好きなタイミングでオーダーを

カウンターまで自分から言いに行くか

ショーケースに入った惣菜を取り分けて

貰うというスタイルのお店なのです。

わたしも一度も入ったことがなく、

前日予習しておきました。

 

とりあえず中に入って広めの店内で

俺っちを探すわたし。

 

どこどこら辺の席だよ〜などとは

言わないところが気の利かない俺っち

らしいです。

 

あれ?いない??などと不穏にも

思いましたが、ひっそりと

他の二人連れのお客たちに挟まれて

狭いシングル席でもっさり座っている

俺っちを、発見。

てゆうか絶対あれ。あのシャツ、姿、

まさしく俺っち。

 

こんにちはーと声をかけながら

近づいたはいいのですが、

せっまい席に通されていて

しかも対面の席にはあり得ないくらい

大きなリュックが置かれていました。

 

あ、どうも〜。

と俺っちもわたしに気づき返事します。

正直、周りの人もびっくりしたと

思います。

だって俺っち、、、本当にむさ苦しい

格好とバッグでもっさり座っていたん

です。

正直後から連れが現れるなんて

思っても貰えなかったし言いもしなかった

のでしょう。

それでこの席。

本当にそれくらい小さいテーブルで、

わたしにはその後水も来ることは

ありませんでした。

(それは店としてもどうかと思う)

 

俺っちは、まあ以前見た

ブラザートムさんの写真よりは

まともに見えました。

本当にほんの少しだけ、痩せたのかな?

と思ったし(でも太ってた)

服装は以前フェイスブックで見た

5年前に着ていた花柄のシャツで

正直、なんと言い表していいか。

ロカビリー?エルビス プレスリー

みたいに襟を立てて超絶ダサダサな

服装だったのは言うまでもありません。

 

とりあえず、このどデカイリュックを

降ろしてくれない限り一生座ることの

できないわたし。

 

何が入ってるんですか?

なぜ?

今日仕事があるんですか?

という質問に、いつもこれくらい

物を持ってないと不安で耐えられない

という俺っち。

パソコンとか書籍まで入ってたんだと

思います。使わないのに。

極め付けは嬉しそうに見せてくれた

大量の処方された薬の山。

 

のっけから憂鬱になりました。

 

 

めげない俺っち

翌朝、悩んだものの鬱である人を

責めることは出来ない。

そう思ったわたしはLINEしました。

 

言いにくい話を言わせてしまって

すみませんでした

 

と。

お昼になって俺っちから、でもまだ

会いたい!絶対にタコスは一緒に

食べに行きたい!とLINEがきました。

 

そんなたタコスが食いてえのかよ。

気持ち悪いやつめ。

 

そう思いましたが、悩んで考えた末

こう送りました。

 

タコス屋は狭すぎて絶対嫌だし

昼間は予定入れてしまったから

夕方からならいいよと。

 

実はもう会うこともないだろうと

日中にマツエクの予定を入れてしまった

わたし。

あまり予約がとれないお店なので

絶対にマツエクには行きたかったのです。

当初の予定では、お昼に会いタコスを

食べ、その後わたしの贔屓のカフェに

行こうと俺っちが提案してました。

 

ランチならまだしも、夜ご飯でなんて

あんな狭い会社の側のタコス屋に

入りたくありません。

 

俺っちはそれでもいい!と言ってきて

またもやお店探しで難航。

どうしてもエスニックみたいな料理が

食べたい俺っち。

わたしの好みなど一度も聞きません。

わたし、辛いものやエスニックは

苦手なんです。

ね。空気読めない男でしょ。

 

いい加減ウンザリしてきたわたしは

勝手にもう、〇〇時に何処の改札前で

待ち合わせ。その改札の目の前に

ガラス張りの素敵なカフェがあるから

そこでお茶します!

と決めてしまいました。

 

 

最初からそうして置けば良かった。

 

そして当日を迎えた訳です。

 

以前から書いてますが、デート前は

かなり気合が入ってしまうわたし。

Kさんの時は会うたびに新しい服を

買いましたし、ドキドキして

本当に気を使って服を選んでいました。

おしゃれな人だったんで。

 

しかし俺っちがトムさんなことも

服装が残念なことも知ってる私は

全くどうでもいい、そこそこ見た目の

良い格好で気楽に待ち合わせに

向かうことに。

気合を入れる必要もないし、どんな

わたしでも俺っちは気にいるだろうと

思ったのです。

 

予定より早めにマツエクの終わったわたしは

近くでお茶して待っていようと

四十分くらい前に待ち合わせ場所の

前を通って違うカフェへと向かいました。

 

まだいるわけない。

そう思いつつも、居たらどうしようと…

と思いながら待ち合わせ前を通るわたし。

 

本当に俺っちの見た目に期待していない

わたしはもうボランティアの気持ちです。

失礼ですけど、全然見た目の好きじゃない

人とわざわざ時間を作って対面で

会わなければいけないストレス。

前日も当日も相当嫌で憂鬱でした。

 

万が一にも俺っちが本当に痩せて

戻っていて、

服装や髪型、美容を頑張らせれば

良くなるのならどんなにいいだろう…

神様!と願っていました。

 

Kさんがイケメンおしゃれだっただけに

振り幅も大きすぎたんです。

 

ドキドキしながら早めに待ち合わせ場所を

通り過ぎようとすると、カフェの目の前に

1人のジャケットをきた物凄く背の低い

おじさんが立っていました。

 

通り過ぎて振り返ると、何とこちらを

ジッと見ているではありませんか!

 

嘘でしょー。嘘だといって。。

あれじゃないでしょ?あんなに背が低い

とは思えないし

(申告は162センチだった)

本当におっさんだし、絶対に無理!!

そう思ったわたしはドキドキしながら

駆け抜けて違うカフェへ。

 

いやまて、まだ時間じゃないし早すぎるし

俺っちとは、限らない。

違う、違うよ。

そう願いつつも不安になりながら

アイスコーヒーを啜る私なのでした。

 

しかしカフェに入って五分もしない

うちにLINEが。

 

着いたよ。目の前にカフェがあったので

入ってお茶してます。

 

え、えー?さ、先にカフェ入る?

てゆうか、そのカフェがわたしが

入るよって伝えたカフェでもう

忘れてるし。

しかもまだ待ち合わせ時間の二十分

前なのに待たないで入っちゃう?

 

と、いつも通りの空気読めなさに

唖然としつつも、わたしは絶対に

聞かなければならない質問をしたのです。

 

どんな服装ですか?

 

内心、さっきのおっさんではあり

ませんように。ありませんように。

そう願いながら打ちました。

断ったものの

タコス料理屋にウンザリするわたし。

本当に会いたくないし行きたくありません。

 

見た目史上主義者のわたしが、ブラザートム

さん確定の俺っちに会ってなにか徳がある

のだろうか。

ご飯をご馳走してもらうくらいか…

そんな悶々とした日々を迎えたある日。

 

いつも通り俺っちとやりとりしていると。

俺っちから得意料理は?と質問された

のです。

 

実は俺っち、本当に記憶力が悪く

わたしの話を何1つ覚えられない人

でした。

職業のことも、他の質問も。何度話しても

忘れていて覚えずまた聞かれても

受け流していたのですが。

この日は違いました。

 

それは数日前に俺っち自らが質問して

きた内容であり、

わたしから発した話ではなかったのです。

なのに、覚えていない。。。

これは、、、さすがになくない??

そう思ったわたしは堪忍袋の尾が切れ

 

わたしの話を聞かない〇〇さんには

教えてあげないよ

と答えました。

 

これだけ書くと優しく可愛らしい言い方

ですが、

実際このあときたLINEは無視しつづけました。

ムカつきすぎて。

 

そして翌夜になって初めて、不満のたけを

ぶつけて見たのです。

 

俺っちのことは信用できないこと

フェイスブックには嫁と書いてあるのに

嫁の話を一切しないこと

離婚してるのかなと思うけど未婚に

なっていて嘘をついていること

話す機会は何度もあげたのに話さなか

ったのはズルいこと

わたしの話を何1つ覚えず何度も

同じことを聞くこと

写真が若い頃の写真で、詐称している

こと

今年の初めに受けていたインタビューの

写真は凄く太っていて

わたしは太っている人が嫌いなこと

 

もう全部、言いました。

 

いや、最初は確か濁して優しく伝え

たんだ。

でも全然伝わらなくて勘違い発言

してて、頭にきて全部書いてしまった

んです。

そしてわたしはそれを機にオミアイ

自体も退会しました。

 

すると、真夜中になって俺っちから

 

 

確かに俺っちは離婚しています。

そのせいでストレスで太りました。

でも今は元に戻っています。

何度も聞いてしまうのは薬の副作用

で物事を覚えられないからです。

 

 

とLINEがきたんです。

んん?んーーーー???

副作用??

それって…

 

調べたらやっぱり。原因、鬱しか

考えられないんですけど。。。

この時点で私の俺っちへの態度は

さらに無しになってしまいます。

 

鬱の人には悪いけど、しかしこんな

わたしにそんなメンタルの人を

救うことも支えることもできません。

いや、マイナスしかないでしょ。

しかもそのせいで太ったのでは?

疑惑もあります。

どちらにせよ、鬱である以上一生

付き合っていかなければいけない

病だし、苦労も絶えないでしょう。

 

この時点で絶対なしに。。

当然会う約束もご破算です。

 

しかし事態はこれだけでは済まず、

まだまだ続くのでした。

Mさん改め、俺っち話

Mさんのこと、書く書く言ってて

放置してました。

ちょっと毎日がメンタルしんどくて…。

でも中途半端で気になってた方もいる

かもしれないのでちゃんと終わらせます。

長くなっちゃうけど、書いていきたいと

思います。

 

Mさんのスペックや今までの出来事に

ついては過去記事をご覧ください。

 

 

突然ですが、これよりMさんのことを

俺っちと呼ばせていただきます。

何度か書きましたが、Mさんが

俺っちと自分のことを呼ぶことが

最初からかなり衝撃的だったこと。

そのことを職場で話すたびに

みんなが俺っちとMさんのことを

呼ぶこと。

そのうち私も俺っちと呼び出した

こと。

あまつさえ最後の方は本人にも

俺っちと直接呼ぶようになって

いました。

 

もう面白すぎて。

そんなMさん改め、俺っちのお話しです。

 

前回までは俺っちがなぜイエローカード

食らったか、嫁とフェイスブックには

書いてあるくせにいつまでもわたしに

嫁のことを言わないことなど

数々の謎がありました。

 

当初、オミアイ(アプリ)で俺っちを

見かけたときはイエローカード

ついていて、やっべー奴いた、、、

と思った私。

しかしいつの間にかイエローカード

が外れていて興味を持ったわたしは

自ら近づいてみたのです。

 

俺っちはそこそこの職務歴ながら

転職回数12社、現在は起業家

嫁離婚疑惑あり、写真詐称疑惑あり

の最悪な物件でした。

 

わたしがKさんと破局に至った夜。

千葉から東京へ帰る最終電車

待ちながら打ちひしがれていると

俺っちが優しいLINEをくれたのです。

弱っていた私には、Kさんはくれない

優しい言葉をくれる俺っちが一瞬

神のように思えたのです。

 

その夜は感謝しながら家路へつき

眠りました。

翌日、事情は話さなかったけど

メンタルは治ったかい?と聞いてくれる

俺っちにありがとうと感謝を伝え

ました。

それからしばらくはたわいの無い

やりとりを続け、どうしても会いたい

と頼んでくる俺っちの誘いを

有耶無耶に断っていたのですが。

 

横浜からわざわざ私のために会いに

くるという俺っちに押され、一度だけ

会ってみるかと思ったのです。

 

しかしどうにもテンションの上がら

ない私。

それは以前も書きましたが、俺っちが

写真詐称していて、若い頃の写真と

違って今現在はブラザートムさん

そっくりの、容姿になっていると

いうことでした。

それに数々ある空気読めないLINEの

連続。

 

それは重々承知だったのですが、本当に

空気読めないんです。

 

どうしても会いたいと言ったのはあちら。

私は何度も中間で会いましょうと提案

しました。

それでも押し切られたので、私の

ホームグラウンドで会う以上良い感じの

お店を選ぼうと思いました。

なにせ東京の外れなので、横浜に

住んでる俺っちがお店を調べられる

わけ無いんです。

 

しかし調べるよ!と言い張るのでお任せ

してもいいかなと思ったのですが。。

まず焼肉が食べたい!と言われました。

 

初回で付き合ってもいない相手に

焼肉食べようって言います?

 

しかも微妙な相手なのに。それは

丁重にお断りしたわたし。

これが都内の都会とか、横浜とかで

美味しい肉屋知ってるから行こう!

って言うならわかるんですけど。

東京の外れの知らない街で焼肉が

食べたいって、絶対店を知らないやん!

て思ったんです。

 

そのあと俺っちが提案してきたのは

メキシコ料理でした。

ちなみにこの時点で下調べはしてなく

当てずっぽで食べたいものを言って

きます。

当然メキシコ料理屋なんてなく、

多国籍料理屋はあったのですが

あいにく、全て定休日。

それもわたしが事前に調べて分かった

のですが、こういう微妙な店をついて

くる癖に予約は考えないわけ?

 

挙句、仕方なくわたしからインド料理屋

とか高めの品があるカフェとか、

ビアホールとか勧めても嫌がるんです。

そしてチョイスしてきたのがタコス料理屋。

何が何でもメキシコかよ!って

思いましたけどそれがバツの悪いことに

わたしの働く職場の真裏にあった店

なんです。

入ったことはないものの、前は何度も

通って知っててとてもじゃないけど

デート?に使えるお店ではありません。

とにかく狭いんです。

テーブル2つにカウンターも4つしか

ないお店。

ちなみにガラス張りで外から丸見え。

店内も死ぬほど狭く、アットホーム的な

店です。

絶対に会社の人に俺っちの姿を見られ

たくない私は何がなんでも阻止したい。

 

そこは私の働く店の真裏であることと、

とてつとなく店内が狭いことを

伝えたのですが、俺っちは御構い無し

なんですよね。

 

ちなみに、普通ここで会社が真裏と

書けば大概そこに食いつきます。

どんな仕事してるの?とか。え!あそこ?

とか調べたりするものです。

 

ここが俺っちの空気読めない所以なの

ですが、俺っちは最初から最後まで

私の職業を覚えることができません

でした。

何度書いても伝えても聞いてないし

覚えないんです。

教えたのか覚えないか聞いてないから

また聞く

この繰り返しでした。

 

しまいには最後は無視してましたね。

 

しかしタコス料理屋をしぶると、じゃあ

ファミレスでいいよと言ってくるんです。

ふ、ファミレス〜?!

あり得ないと思うわたし。

ちなみにこの街のファミレスは

ガストとサイゼ、ジョナサンくらいしか

ありません。

まじであり得ない。。。

そんなこんなで無理矢理タコス屋に

行くことが決まってしまったのですが…

 

その後も波乱は続くのです。