35歳を超えた女子でも、結婚できるのか

35歳を超えてしまった私が結婚できるまで

書かせてください

今日まで温めてきた…というつもりは

ないんですけど。

 

全部終わったら書こうと思っていた

話でした。

以前に話していた既婚者の上司の

ことです。

今日、上司は栄転となってうちの

店を離れていきました。

この数日間は悲しくて悲しくて

さっきも泣いて、でも良い終わり方

をしたと思います。

 

わたしと上司の間に何かあったわけ

ではありません。

でも少なからず上司の中にもわたしの

中にも淡い気持ちがあるのは

薄々感じていました。

淡い中学生みたいな、言うなれば

ピュアな純粋な恋心みたいな感じ

でした。

 

今思えば、このまま長く上司と接して

いたらいつか恋愛に発展してしまった

かもしれなかったし

抑えが効かなかったかもしれません。

 

だからこのタイミングで、淡い気持ち

のままで誰も裏切らず

上司の肩書きも家族も傷つけず

わたしも傷つかず綺麗に終われて

良かったのだと思います。

 

でも本当に悲しい。

 

上司にほっぺたを何の気なしに触られ

たり、どさくさに紛れて指と指が

触れられたりする度に

キュンキュンして、

家に帰りたくないと、わたしがいる

日はサービス残業し続けたり

 

意識しすぎてお互いがお互いに

好き避けをする時期もありました。

 

上司がそれをしてきた時は

何を話しかけても素っ気なくされて

近づかないようにされて

遣る瀬無くて怒りが湧いて

どんなに頑張って話しかけても

冷たくするので途中でブチ切れたら

掌を返したように慌てて取り繕って

きたり、気持ちは誤魔化せないから

それからはより仲良くなってしまったり

 

逆に異動が決まってからは私が

辛すぎて完全無視をしてしまって

上司も傷ついていたのを知ってました。

 

でもそんな風に終わるのはどうしても

嫌で

かと言って周囲には止められていて

勿論本当の気持ちを告げることは

許されず、また素敵な上司と家族を

傷つけたり迷惑をかけたりしたくも

なく。

この気持ちはぐっと堪えることに

しましたけど

最後は感謝の旨と尊敬して大好きだった

旨、憧れの家族である旨を告げる

簡単な手紙を渡しました。

ハンカチと共に。

 

今日はほとんど話さなくて

何度も目があったし、話しかけたそうに

している気持ちが伝わったけど

敢えて昨日手紙を渡しておいたから

わたしから話しかけませんでした。

 

みんなの人気者だから、周囲にずっと

人がいたし。

 

でも最後、上司が挨拶してくれて

手を差し出されて握手を求められて。

 

わたしはこういう、気に入られた

上司に最後握手を求められることが

多いのだけど。

 

公式に手を触れる最初で最後の機会で。

わたしが手を握り返し更に両手で

返したから、少し上司は驚いて

そして目を見つめあって

お別れをしました。

 

頑張ってください

ありがとう

の二言だけで、充分でした。

 

明日から何もやる気がしないし

婚活何もなくてもこの数ヶ月

やってこれたのは上司の存在が

あったからだけど。

 

でもこの人が、栄転でこの先も成功

してどんどん出世していく話題を

遠くから聞くことが出来たなら

嬉しいなと

心から成功と幸せを願うのでした。