35歳を超えた女子でも、結婚できるのか

35歳を超えてしまった私が結婚できるまで

1年経ったので③

お互いに若干緊張しつつ、ららぽーと

案内図を見ながらこれからどうしようか

 

と話し合うわたしとKさん

 

 

Kさん。イケメンですが、ひとつ安心

したのはちゃんと歳も感じられたこと

でした。

 

これは過去の日記にも書いてる内容

なんですが、写真のプロフィールだけ

だと物凄く若く見えたKさん。

二十代にしか見えませんでした。

 

 

ちなみに職場の娘が意地悪で言ってた

みたいな顎が出ているや、歯茎がでて

いるということは全くなくて結構

若い頃なら完璧なルックスだったろうなと

思う感じです。

 

実際に会って見たKさんは、二十代には

見えなくもないけど

よく見ると三十代なのが分かる感じ。

痩せて筋肉もあるけど

法令線も分かるし

髪もあるけど細い猫っ毛のせいか

ボリュームは三十後半って感じで

実年齢よりはかなり若くイケてるけど

それほど恐れ多く付き合えないって

感じでもなかったんです。

だから安心しました。

 

あと、写真の横顔だと塩顔に感じられた

のですが実物はソース顔?だったので

そこも安心ポイントの1つだったのかも。

あのまま写真通りの塩顔だったら緊張

しすぎて向き合えなかったかもしれません。

 

わたしより見た目若いなんて、絶対

嫌だったし完璧すぎる人も嫌です。

恐れ多くて付き合えなくなってしまい

ますから。

 

Kさんは自分から何かを計画するとか

お店を予約するとか予定をたてることは

出来ないタイプで

後々よく分かるのですが

 

その時もグダグダとお互い決まらず

 

私はわたしで土地勘のない場所なので

どうしていいかわからず

 

また、会っただけで気持ちもいっぱいで

何か見たいものも買い物したいものも

お互いになかったのでお茶する?

ということになり。

 

エッグスシングスがあったので

そこ行きたいなぁーと提案して行くことに。

でも行ったはいいのですが行列で。

 

(地元のモールのエッグスシングスは

がら空きなんだけど…)

 

と思いながら、さてどうしようと。

 

そこでKさんが、少し離れたところに

コメダがあるから行く?といって

絶対初回では乗らないとその時決めて

いたにも関わらず、車でららぽーと

早々に離れて

コメダに行くことになりました。

 

断りにくかったし、もういいかと

思ったんですよね。

 

Kさんの車は修理中なので代車だったの

ですが、同じ車を貸してくれたんだよ

と言いしきりに自分の車の方が中身は

綺麗なことをアピールされました。

 

Kさんの車はホンダのフィット。黒です。

 

それと同じ車の代車に乗って、Kさんの

運転でららぽーとを離れコメダに向かいました。

 

Kさんと車中の会話は耐えることはなく、

わたしはよく喋りますし、Kさんは

聞き上手なのでお互いに楽しんでいた

ように感じます。

 

車内でかかる音楽はKさんのiphone

繋いで流した音楽。

バックナンバーと米津玄師が流れて

いたのを覚えてます。

 

音楽って印象的ですよね。思い出にくっついて

残りますから。

 

 

じゃあコメダ行こう

 

と出発し、千葉は広いのかなかなか

着かなくて途中ジローコーヒーの

前を通り過ぎたりしながら楽しく

会話してようやくコメダに到着。

 

私はもともとあまり人前で食べられない

癖もあったのと、Kさんを待つ間に

カフェでお茶もしていたので

コーヒーしか頼まず

コメダ初体験のKさんは大きくて

有名なカツサンドを注文しました。

 

改めて向き合ってお互いにしっかり

顔を付き合わすとなんか照れるものが

あったりして、

席を取るときもKさんは

ちゃんと奥の席をわたしに譲ってくれ

ました。

わたしの中でこの、奥の席を女性に

譲るの図は結構常識的な暗黙のルール

だと思ってます。でも

これも後々崩されていくのですよね…

 

 

まあそれで、他愛も無い仕事の

話や趣味の話、今日の車故障の話

などをしながらコメダで時間を過ごし

今日の遅刻を

本当にごめんねーと謝られたのですが

 

なんと、Kさんこの後車のディーラーの

ところへ行かなければいけないと

いうのです。

電話がかかってきて、ディーラーと

応対してから私に話すKさん。

 

車は必ず毎日現場へ向かうのに使うので

無くてはならない存在らしいです。

バイクも使うけど、明日は車じゃないと

しんどい距離。

絶対に車を引き取らないといけない

らしくて。

 

わたし、、、はどうするの?

これでお別れ?

 

時刻は夕方くらいでした。

 

電話を切るとKさんは、勿論一緒に

ディーラーに行ってくれる?と聞かれ

どうやらわたしも一緒にディーラーへ

行くらしいです。

 

嬉しいのか、酷いと思うのか複雑な中

まだお別れはしたくなかったので

勿論わたしもついて行くことにしました。

それじゃあ、

コメダを出ようとなって、スッとKさんが

伝票を取るとサッと席を立ってスタスタ

歩いていきました。

 

あ、スムーズだな…でもどうしようと

思いながらわたしも財布を持って

後ろをついて行ったのですが

 

どうも

 

Kさんの様子がおかしい

なんか慌てているし、マゴマゴしながら

バッグを弄っている

 

ん…?

これは、、、

 

 

レジの手前でくるっと振り返ったKさん

 

ちょ、、ちょっと待ってちょっと待って

一回戻ろう

 

と言いながらわたしを急かして元のテーブルへ

向かわせると、

 

ここでまってて!

 

と言ってわたしを待たせ、外へ出て

いきました。

 

あ、なるほど。財布を車に忘れたのね。

その時のわたしは、なんだ!

という気持ちと、別にいいのに

という気持ちでスッと、伝票を取ると

Kさんが戻る前にお会計へ向かいました。

 

そのまま2人分のお会計をしていると

Kさんが戻ってきて

 

わたしがお会計している姿を見て

あーあ…という顔はしてましたが

そのまま特に何も言うことはなく間に

入ることもなくて

すぐにお会計も終わったので

2人でそのまま店を出ました。

 

てっきり後で、幾らだった?と

聞かれると思ったんだけど

払うのかなって。

 

車に乗り込むと

 

ごめんね!本当に。次は払うから!

と言われ、

わたしが全然いいよー!

というと、

ご馳走様ですと言われたので

 

まあ、いいか。この後お茶するでしょ

とその時は思ったのです。

 

ちなみにこのことは、その後の関係に

影響を及ぼすことになっていきます。

 

 

 

夏なのもあって、時刻からはまだまだ

外も明るかったのですが

Kさんの運転する車に乗りディーラー

までの道のりをまた他愛もないことを

話しながら進んでいくと

話に夢中で気がつかなかったのですが

いつのまにかどんどん暗くなっていき

ました。

…ていうかいつ着くの?まだ?

すっかり暗くなっていく車窓を

見ながら、車は永遠に走っていき、

ディーラーは遠いの?

と聞くと、もう少しかな

と答えるKさん。

 

千葉の人には悪いけど、海が多く通りに

何もない道路は明かりもそんなに

なく、しかも山の方だったので

田舎の地方都市という感じで

暗さも余計に感じますし

距離も東京なら遠いなという感じ

でした。

車に乗り慣れている人にとっては

そんなに遠く感じないのかな…

 

と思ったほど。

 

そしてようやくディーラーのところに

ついた時には外はすっかり暗くなっていて

また何もない土地で虫が凄かったのを

覚えています。

 

そのままKさんについていき初めて

会った人の乗る愛車のディーラーへ。

まるで初めて会いましたとは

思わないだろうなと言う装いで

Kさんの隣に座って

担当の人が車の説明や

車検の話をするのをぼんやりと

聞いていました。

 

 

そう言えば昔、付き合いたての彼氏に

連れ添ってディーラーのもとへ行き

よくわからないまま、隣に座って

話を聞いたこともあったなぁ…とか

思い出しながら。

 

絶対このお店の人はわたしのこと恋人

だと思ってるんだろうな…と思いつつ

 

ていうか、初対面でこんなところに

連れてくるって、信頼されているのか

舐められているのかどちらなのかしら

そう思いながらKさんが手続きを終える

のを待ってました。

 

きっと普通だったら1時間半以上待ち合わせ

に遅れてきて、初めて会ったのに

車のディーラーにまで付き合わされて

コメダでは財布忘れて

 

グダグダに違いないのに、なんだろう

この私のKさんを嫌じゃないこの気持ちは。

 

自分でもまだよく分からないけど

不思議な感じでした。