35歳を超えた女子でも、結婚できるのか

35歳を超えてしまった私が結婚できるまで

じゃあ帰りましょう

たった3杯くらいしかビールを飲んで

いなかっだはずなのに、明らかに

酔っ払ってる俺っち。

言動も微妙です。

 

4時にあってまだ6時にもなってなかった

のですがそろそろ切り上げても

いいよな…と思っていました。

 

何より俺っちが私と付き合っている

かのような体で話を進めていくのも

気になって仕方ありません。

 

ちょっと、お手洗い行ってきますと

言って席を立ちしばらくトイレで

気合を入れてから席へ戻ると

 

ね…寝てる

 

俺っち寝てました。

顔を手で覆って寝てます。

 

眠いですか?

と声をかけると

 

うん、ちょっとね。酔っ払っちゃった

と、恥ずかしそうに言う俺っち。

 

これはいいタイミングと思い

じゃあ帰りましょう!

と言うと

 

ええっ!と言われ、まだ早いよー

と駄々を捏ねられました。

うわっ…メンドくさいな、、と

思ったのですが、

 

でも眠そうだし、また次会った時

ゆっくりすればいいですよ!

と、心にもないことを言って説得

すると

…そうだねと納得してくれました。

帰りに電気屋で3DSの充電器を

買いたいと言っていたので

それだけ付き合う約束をして

とりあえずお店を出ることに。

 

と言っても、行動もノロノロ

荷物もバカでかい俺っちは

席から立って、お会計カウンターへ

行くのも一苦労なんです。

 

仕方なくサッと私が伝票を持ち

先を歩いてお会計へ。

 

当然割り勘しか出す気はありません。

お会計は4500円でした。

実質私が頼んだのはコーヒーのみ。

どんなに高いコーヒーでも千円くらい

でしょう。

正直残り全部出して欲しかったけど

そこは我慢して2000円をお皿に

置きました。

さすがに少しは多く出してくれる

でしょう、思って残りの2500円を出して

くれることを期待して待ったのですが。

 

俺っち、私の後ろでデカいカバンを

床に置いてずっとゴソゴソしてるんです。

もうその動作が鈍くて鈍くて

永遠に出てこないのではないか…って

くらい遅くて

 

お皿に2000円置いて待つ私はやきもき

してたんですけど、

何より辛いのがお店の店員の女性の

冷ややかな目線で。

 

一体私たち、どういう関係に思われ

ているんだろう…

 

いたたまれなくなった私は自分の

財布から5000円を出して結局

置いてしまったんです。

勿論後でくれるだろうと思ったし

徴収するつもりでした。

 

呆れ顔のお姉さんがわたしに同情的な

眼差しで500円のお釣りをくれると

私は内心腹わたが煮えくりかえる

くらい怒っていたのですが、とりあえず

さっさと店を出ようとしました。

 

すると、お会計を済ませた私に

あれ…とまたノロノロとしながら

俺っちが声をかけ

 

あ…じゃあ、これ…

と一万円札を手渡してきたんです。

 

あろうことか、今の女性店員さんの

目の前で。

 

そんな、一万円札なんて受け取れる

訳ないし渡すにしても今渡す??

と思った私は受け取ることもできず

とりあえず出ましょうと言いました。

 

そして出ると一万円札はしまわれて

いました。

とりあえず細かいのがなかったのかも

しれないし充電器を買ったお金で

細かいお金を払ってくれるのかもしれないと

一応思ったので急いで急かす

ように隣にあった電気屋へと入ることに。

 

もう本当にさっさと別れたかったし

万が一会社の人に一緒にいるところを

見られても絶対に嫌だったので

早く済ませよう、それしか思って

ませんでした。

 

 

このお会計の一件ですっかり怒っていた

私は腹の虫が収まらず

一刻も早く別れて帰りたいと思って

ましたし、なんで私が食べてない

お前のぶんも払ってるんだ

ふざけんなよと言う思いで口を聞くのも

嫌になっていたのです。