35歳を超えた女子でも、結婚できるのか

35歳を超えてしまった私が結婚できるまで

めげない俺っち

翌朝、悩んだものの鬱である人を

責めることは出来ない。

そう思ったわたしはLINEしました。

 

言いにくい話を言わせてしまって

すみませんでした

 

と。

お昼になって俺っちから、でもまだ

会いたい!絶対にタコスは一緒に

食べに行きたい!とLINEがきました。

 

そんなたタコスが食いてえのかよ。

気持ち悪いやつめ。

 

そう思いましたが、悩んで考えた末

こう送りました。

 

タコス屋は狭すぎて絶対嫌だし

昼間は予定入れてしまったから

夕方からならいいよと。

 

実はもう会うこともないだろうと

日中にマツエクの予定を入れてしまった

わたし。

あまり予約がとれないお店なので

絶対にマツエクには行きたかったのです。

当初の予定では、お昼に会いタコスを

食べ、その後わたしの贔屓のカフェに

行こうと俺っちが提案してました。

 

ランチならまだしも、夜ご飯でなんて

あんな狭い会社の側のタコス屋に

入りたくありません。

 

俺っちはそれでもいい!と言ってきて

またもやお店探しで難航。

どうしてもエスニックみたいな料理が

食べたい俺っち。

わたしの好みなど一度も聞きません。

わたし、辛いものやエスニックは

苦手なんです。

ね。空気読めない男でしょ。

 

いい加減ウンザリしてきたわたしは

勝手にもう、〇〇時に何処の改札前で

待ち合わせ。その改札の目の前に

ガラス張りの素敵なカフェがあるから

そこでお茶します!

と決めてしまいました。

 

 

最初からそうして置けば良かった。

 

そして当日を迎えた訳です。

 

以前から書いてますが、デート前は

かなり気合が入ってしまうわたし。

Kさんの時は会うたびに新しい服を

買いましたし、ドキドキして

本当に気を使って服を選んでいました。

おしゃれな人だったんで。

 

しかし俺っちがトムさんなことも

服装が残念なことも知ってる私は

全くどうでもいい、そこそこ見た目の

良い格好で気楽に待ち合わせに

向かうことに。

気合を入れる必要もないし、どんな

わたしでも俺っちは気にいるだろうと

思ったのです。

 

予定より早めにマツエクの終わったわたしは

近くでお茶して待っていようと

四十分くらい前に待ち合わせ場所の

前を通って違うカフェへと向かいました。

 

まだいるわけない。

そう思いつつも、居たらどうしようと…

と思いながら待ち合わせ前を通るわたし。

 

本当に俺っちの見た目に期待していない

わたしはもうボランティアの気持ちです。

失礼ですけど、全然見た目の好きじゃない

人とわざわざ時間を作って対面で

会わなければいけないストレス。

前日も当日も相当嫌で憂鬱でした。

 

万が一にも俺っちが本当に痩せて

戻っていて、

服装や髪型、美容を頑張らせれば

良くなるのならどんなにいいだろう…

神様!と願っていました。

 

Kさんがイケメンおしゃれだっただけに

振り幅も大きすぎたんです。

 

ドキドキしながら早めに待ち合わせ場所を

通り過ぎようとすると、カフェの目の前に

1人のジャケットをきた物凄く背の低い

おじさんが立っていました。

 

通り過ぎて振り返ると、何とこちらを

ジッと見ているではありませんか!

 

嘘でしょー。嘘だといって。。

あれじゃないでしょ?あんなに背が低い

とは思えないし

(申告は162センチだった)

本当におっさんだし、絶対に無理!!

そう思ったわたしはドキドキしながら

駆け抜けて違うカフェへ。

 

いやまて、まだ時間じゃないし早すぎるし

俺っちとは、限らない。

違う、違うよ。

そう願いつつも不安になりながら

アイスコーヒーを啜る私なのでした。

 

しかしカフェに入って五分もしない

うちにLINEが。

 

着いたよ。目の前にカフェがあったので

入ってお茶してます。

 

え、えー?さ、先にカフェ入る?

てゆうか、そのカフェがわたしが

入るよって伝えたカフェでもう

忘れてるし。

しかもまだ待ち合わせ時間の二十分

前なのに待たないで入っちゃう?

 

と、いつも通りの空気読めなさに

唖然としつつも、わたしは絶対に

聞かなければならない質問をしたのです。

 

どんな服装ですか?

 

内心、さっきのおっさんではあり

ませんように。ありませんように。

そう願いながら打ちました。