私のこと②
私の恋愛遍歴を紹介します。
私は子供の頃から人付き合いの苦手な女の子でした。
当然学生時代からもてません。
学生時代の写真を見ると目を背けたくなりますが、本当にブスです。
化粧というものは偉大なもので、今でこそお化粧のおかげで自分で言うのも
何ですが中の上くらいの見た目を保っていると思います。
しかしスッピンは嘘をつけない。化粧をとればそこにいるのはブスな私、
いや・・・35歳なりのおばさんが鏡の前に映っています。
そんな私ですから化粧を知らない十代の学生時代なんて、ブスで暗くてモテなくて
男子と話すなんて皆無でした。
好きな人だけは保育園の頃からできましたし、告白もいっちょ前に中学高校と
何度もするのですが、ブス故実ったことはないのです。
もうつらかったです。このまま私は一生彼氏もできないのだろうと真剣に思って
いました。
実の父からもおまえは大きくなったら整形しろとかブスとか言われるほどだった
のです。
そんな私が高校を卒業をし、渋谷にあったデザイン学校へ通うこととなったときに
出会った友達が私の運命を変えました。
その友人は元ギャルで見た目は派手ではなかったのですが、私に化粧やファッションや色々なことを教えてくれました。
当時私は原宿よりの個性派ファッションで彼女とは真逆の趣味だったのですが、
オシャレを楽しむ気持ちは一緒だったのでとても仲良くなり楽しかったです。
彼女のおかげで私も大分明るくなり、見た目も変わりました。
残念ながらその学生時代もモテることはなく彼氏はできなかったのですが、
事態は22歳も終わりの頃に好転することになるのです。
その頃もプラプラし、派遣で日雇いのアルバイトをしていました。
冬の繁忙期ということもあり、一つの工場でお歳暮の出荷を毎日する
仕事をしていたのですがそこで出逢ったのです。
運命の彼氏と。
彼は私と同じ年の身体のしっかりした寡黙な男の子でした。
もう何度かここで働いているらしく、周囲のみんなと親しそうでしたし
仕事もしっかりこなす、信頼の厚い男の子でした。
顔も今考えればまともで私のタイプとは違ったのですが、一目で突然
好きになってしまいました。
しかしそこは男子との免疫がない私。
どう話していいかもわからず、話しかけることもできず、向こうも寡黙で
女子とデレデレするタイプでもなく、全く接点がなかったのです。
何日も何日もいたずらに日にちが過ぎ、あせるばかりだった毎日、ある日の
帰り道、思い切って話しかけたのです。
そしてそこから少しづつ話すようになり、車で来ていた彼から家まで
送ってあげるよと言われ、帰りにご飯を食べたり買い物に行くようになり
いつの間にかつきあっていました。
いつの間にか・・・ということはもちろんないのですが、しかしとんとん
拍子に上手くいっていったのです。
彼と私は本当に上手くいっておりました。
どれくらい上手くいっていたかというと・・・それから6年弱になるまで
順調に交際が続くくらい上手くいっていたのです。
29歳の私の誕生日を目前に控えたある日に私が彼を振ってしまうまでは・・・・